JACMO 一般社団法人日本民事紛争等和解仲介機構

JACMOの和解判断事例 平成27年(労)第27001号

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過去の和解判断事例集

過去の和解事例判断集

平成27年(労)第27001号

労働審判申立取下請求和解事件

開廷期日:2015年08月03日

◎和解仲介申立の概要

■事件の概要

労働者が、退職の意思を不明確にしたまま、長期休暇を取得したため、就業の意思なしとして、会社がやむを得ず退職処分(解雇処分)したところ、労働者が当該解雇不当を求めて労働審判を提起した事案において、会社が当会に、裁判外での紛争解決を希望し、和解仲介を申立て、労働者と会社の主張を審尋のうえ、最適な解決方法を当会の仲介により得られたため、労働審判を取下げ紛争を解決した事例

■請求の趣旨

 解雇処分を取り消し、再雇用を行う解決提案により、相手方に労働審判の取下げを求め、貴会の仲介により労働紛争を解決したい。


■請求の概要

相手方は、退職の意思を不明確にしたまま、長期休暇を取得したため、就業の意思なしとして、申立人がやむを得ず退職処分(解雇処分)したところ、労働者が当該解雇不当を求めて労働審判を提起した。
申立人は、裁判外の手続きにより当該紛争を解決したいので、貴会により最適な紛争解決方針を提案してほしい。


◎和解判断の概要

■和解判断

 申立人は、相手方が復職を希望していることを受け、一旦、解雇処分を取下げ、再就職に関する諸条件の交渉を行ってはと当会が提案したところ、相手方は、復職の意志がないので、相当の金銭補償を求めることで労働審判を取下げることに同意し、当会の斡旋する条件により雇用契約の適正な解除を行うとして、和解合意に至った。

■和解判断の理由

 省略

 
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